難治性のニキビを抗男性ホルモン薬低用量ピルで治療いたします、大きな副作用もなく安全性の高い治療法です。

カプセル

 

  • 大きな合併症はめったにありません。
  • 両方を併用することも可能です。
  • 治療期間は3〜6ヶ月になります。
  • 治療を中止するとニキビが再発します。
  • 男性に使用した場合は女性化乳房、性欲低下など問題が生じます。

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抗男性ホルモン薬(アルダクトン)

もとは高血圧の患者さんに使用する利尿剤です、多く内服すると男性ホルモンの働きを抑える物質(性ホルモン結合グロブリン)を肝臓でを合成し男性ホルモンの働きを抑えます、ニキビが出来にくくなります。

  • 標準の用量では副腎で分泌されるアルドステロンの働きを抑えます。
  • 高用量で内服すると肝臓に男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑えまる物質を産生します。
米国FDAではニキビ治療薬として認可されていませんが、古くからニキビ治療に使用されています。2006年の論文では139名の日本人のニキビ患者にアルダクトンの内服治療が行われ、大きな副作用なしに良好な治療成績を示しました。
アルダクトン内服治療が適応となる方
  • 標準的な治療でニキビが改善しない。
  • 顔の皮脂腺の分泌が多く、脂肌
  • 多毛でお悩みの方
アルダクトン内服治療が出来ない方
  • アルダクトンに対してアレルギーがある方。
  • 腎機能が悪い方
  • 心機能が悪い方
  • 高カリウム血症の方
  • 妊娠・授乳中の方
  • 17歳以下、46歳以上の方
  • レニン・アンジオテンシン系の血圧の薬を内服している方
アルダクトンの飲み方
  • 一日3〜4錠(150〜200mg)から開始します。
  • 新しいニキビが出来なくなったらゆっくり減量していきます。
  • 治療効果は3ヶ月〜改善が始まり、6ヶ月でもっとも良くなります。
副作用の症状
  • 生理不順
  • 乳房の圧痛
  • 疲労感
  • 頭痛
  • 女性化乳房(男性のみ)
  • 高カリウム血症
高カリウム血症の症状

極稀に注意する副作用としてカリウムの値が高くなる報告があります、そのため腎機能障害のある方は使用できず、また3ヶ月に1回の採血が必要になります。

  • 全身倦怠感
  • 息切れ
  • 脈の乱れ
  • 手足のしびれ
  • 不安感
  • けいれん
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滅多に起こりませんが上記の症状を感じた場合はすぐにに内服を中止しご来院してください。
料金(税別)

アルダクトンの処方には副作用の予防の為、3ヶ月に一回の採血が必要になります。

  • 初診料(初診時のみ);¥2,000
  • 再診料:¥1,000
  • 1日2錠(4週間分);¥3,000
  • 1日3錠(4週間分);¥4,500
  • 1日4錠(4週間分);¥6,000
  • 採血費用(処方時と3ヶ月に1回)¥5,000

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低用量ピル(マーベロン等)

低用量ピルは避妊目的で広く使用され、安全性の高い薬ですが、問診等でピルの治療ができない場合や、採血や婦人科の受診が必要な場合があります。治療期間は3〜6ヶ月で、6ヶ月で最も効果が高くなると言われています。

マーベロン

ピルはエストロゲン(卵胞ホルモン)作用を介して、肝臓で男性ホルモン(アンドロゲン)の作用を抑える物質の産生を促します、また細胞内で強い男性ホルモン作用があるジヒドロテストステロン(DHT)の産生も抑制します。
ピルの内服の内服治療ができない方
  • ピルでアレルギーがある方
  • エストロゲン依存性腫瘍がある方(一部の乳がん・子宮がん・子宮筋腫など)
  • 診断のついていない不正出血がある方
  • 心血管に病気がある方(血栓症・狭心症・脳血管疾患など)
  • 血栓ができやすい病気がある方(抗リン脂質抗体症候群など)
  • 重度の肝障害がある方
  • 重度の高血圧がある方
  • 偏頭痛がひどい方
  • 35歳以上の喫煙者
  • 妊娠中の方
  • 大きな手術を予定の方

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ピルの内服前に検査が必要な方

以下の方は内分泌疾患や婦人科疾患の可能性があるため、まず病気の有無を確認します。

  • 全身多毛がある方。
  • 中心性肥満がある方。
  • 髪の毛の脱毛が著しい方。
  • 月経不順・無月経の方。

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低用量ピルの副作用
  • 深部血栓症(以下に詳細)
  • 乳がんのリスク上昇(以下に詳細)
  • 体重増加
  • 性欲減少
  • まれに肝斑
  • 不正出血
深部血栓症について

ピルの重大な副作用として深部血栓症があります、ピルの内服により発症率が3倍になります、よって血栓のできやすい方や血管が狭くなっている方はピルの内服ができません。

  • 一般女性の年間発症率 :1/10,000
  • ピル内服中の年間発症率:3.4/10,000
  • 妊娠中の年間発症率:5〜12/10,000
低用量ピルの内服で深部血栓症の発症リスクは3倍になりますが、妊娠中の深部血栓症の発症リスクに比べれば低くなります。

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乳がんのリスクについて

1996年の研究で乳癌患者53,297人と乳癌でない100,239人のデーターを解析した論文では1.25%と僅かな増加を認めました。リスクはピルの内服を中止してから10年間は持続したが、10年以降は乳癌のリスク増加は認めませんでした。しかし、2002年の論文ではピルの内服による乳がんリスクの上昇は認めなかったため、2018年時点ではピルの内服による乳癌発症の長期的リスクについては不明です。子宮内膜癌や卵巣癌についてはピルの内服により発症リスクを下げるとの論文が2004年に出ています。

  • ピル内服による乳癌の長期リスクについては決着がついていません。
  • 低用量ピル以前の古い論文では乳癌の発症リスクの1%弱の上昇をみとめました。
  • 低用量ピルでの長期の乳癌の長期リスクについてはよく分かっていません。
  • ピルの内服は子宮内膜癌や卵巣癌については発症リスクが下がります。

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ピル処方前の婦人科的検査について

世界保健機関(WHO)やアメリカ産婦人科学会(ACOG)では、ピル処方前の骨盤検査と子宮頸部の塗抹細胞診は必要としないと勧告があり、当院では婦人科的検査なしでピルの処方を行っていますが、原因不明の不正出血や生理不順がある方は婦人科での検査をまず行ってください。

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低用量ピルの料金

マーベロン・1シート(28日分);3000円(税別)

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【ニキビ】目次
  1. ニキビ(入口)
  2. 保険診療
  3. ディフェリンゲルの使い方
  4. 自由診療(レーザー)
  5. 自由診療(アルダクトン・ピル)
  6. 背中のニキビ

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