レーザーの波長について
レーザーは特定の波長・周波数を持った光で、波長の長さによって特徴・性格が決まります、特定の色や物に対して全く異なる反応を示します。治療に使う場合【黒】【赤】【水】に対する反応の違いを使い分けます。
- レーザーは固有の波長があります。
- 波長の違いにより色・物質に対して反応が全く異なります。
- 脱毛に使用する場合は黒に反応するレーザーを使用します。
- 黒に反応するレーザーでも反応の違いがあり、使い分けます
- 脱毛では755nm,810nm,1064nmの波長のレーザーを使います。
医療脱毛で使われる3つのレーザー
医療脱毛には、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーサー、ヤグレーザーという3種類のレーザーが使われます。どれも十分な脱毛効果が実証されていますが、それぞれ性質が異なり、得意とする毛質が異なります。
アレキサンドライトレーザー
- メラニン色素への吸収率が高く、日本人の肌に合っているレーザーです。
- 比較的浅い部分に作用するため、ワキや腕、脚などの脱毛に効果的です。
- 熱破壊式と蓄熱式の両方の照射方法が可能です。
- シミやそばかす、くすみといった肌トラブルの改善にも効果が期待できます。
- 5日焼け肌や色黒肌の方には不向きです。
ダイオードレーザー
- アレキサンドライトレーザーよりもメラニン色素への吸収率が低く、痛みを抑えながら施術できます。
- 深い部分に作用するため、VIOラインや男性のヒゲなど、太く濃い毛の脱毛に効果的です。
- 熱破壊式と蓄熱式の両方の照射が可能、日焼け肌や色黒肌の方でも施術が可能です。
ヤグレーザー
- メラニン色素への吸収率が最も低く、最も深い部分に作用するため、太く深い毛に効果的です。
- 熱破壊式で、痛みが強いのが特徴です。
- 日焼け肌や色黒肌の方でも施術が可能です。
- ほくろやアザの除去にも使用されます。
レーザーの吸光度
以下の図は3種類のレーザーのメラニン(黒)に対する反応を示すグラフの略図です、茶色の曲線が高い位置にあるほど強い反応を示すことを表しています。また波長が長い程皮膚の深い部位に届きます。
- 【アレキサンドライトレーザー】が黒に一番反応が強くでますが、レーザーが一番浅くまでしか届かない。
- 【ヤグレーザー】は黒に対する反応が一番弱いが、ー番深くまで届く。
- 【ダイオードレーザー】2つのレーザーの間の性状です。
- この様な微妙な違いを利用して、毛質・肌質に合わせて調節します。