もう繰り返さない。福岡で本気の肝斑治療なら。

従来の治療で効果がなかった方へ。皮膚の土台から再生する「根本治療」という選択肢。

肝斑 レーザートーニング

そのシミ、本当にただのシミ? 3つ以上当てはまったら肝斑のサイン

以下の項目をチェックして、肝斑のセルフチェックできます。

肝斑チェック

星の原クリニックが福岡で選ばれる3つの理由

理由1: 根本治療

表面的なシミ治療けじゃない。真皮から再生し、再発を防ぐ独自アプローチ。

理由2: 実績

シミ取り実績14年、ピコレーザー導入9年の経験。難治性肝斑にも対応。

理由3:総合的に治療

レーザー治療だけなく、内服薬・外用薬も使用、また肝斑の原因となったスキンケアから徹底的にご案内します。

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肝斑とは?

肝斑は両頬を中心に左右対称にできる、治療が難しいシミで、長い間原因もよくわからず、シミ治療をする医師の長年の悩みでした。

肝斑の原因(従来の考え方)

福岡肝斑治療
多くの医師が、肝斑を紫外線・ホルモン・摩擦により「皮膚のメラニン色素が増えただけのシミ」と考えていました。 そして「メラニンを壊せば治る」と考え、治療は「表皮のメラニンをいかに破壊するか」に焦点が当てられてきました。

肝斑の原因(最新の医学で判ったこと)

肝斑は、①表皮、②真皮、そして両者を繋ぐ③基底膜の機能不全が組み合わさった皮膚環境全体の疾患でした、問題の根源は見えるシミ(表皮)の下の真皮に隠されていました。本当の戦場は、皮膚の深部「真皮」にあります。

福岡肝斑治療

肝斑の主な原因?

①紫外線、②ホルモンバランス、③物理的剌激などと考られていました、しかし肝斑の真の要因は実は皮膚の表面だけでなく、もっと皮膚の深い部位の異常が原因でした。

真の肝斑の原因

肝斑発生の根本には、真皮で起きている「3つの負の連鎖」が存在します。
  1. 基底膜の破壊
  2. 真皮の異常な血管新生
  3. 慢性的炎症と細胞老化

悪循環

これら3つの要因が相互に影響し合いメラノサイトを刺激し続ける悪循環を生み出しています。
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真の原因1:基底膜の破壊
表皮と真皮の「境目」が壊れることで、真皮から様々な刺激因子が弱った基底膜をすり抜けます。表皮に達した刺激因子は色素細胞を刺激しメラニンの産生を促します、さらに一部のメラニンは弱った真皮を通過し真皮に落下、難治性のシミとなる。 福岡肝斑治療1
真の原因2:異常な血管の増加
肝斑部位は、微細な血管が異常に増殖・拡張しています。この異常血管から放出されるVEGF(血管内皮増殖因子)がメラノサイトを直接刺激します、さらに異常血管から炎症物質が漏れ出し、慢性的な炎症を持続させます、これがさらに基底膜を傷つけます。 福岡肝斑治療2
真の原因3:肥満細胞と細胞の老化
肝斑部には免疫系の肥満細胞が多く存在していました、肥満細胞は基底膜の破壊を促進し、また血管を拡張させ赤みをひどくします。老化線維芽細胞は良質なコラーゲンを作れなくなり、さらに基底膜を分解する酵素とメラニン生成する因子も分泌します。 福岡肝斑治療
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なぜ従来の肝斑治療では改善しなかったのか?

従来の肝斑治療は基底膜・真皮の修復の概念がなく、肝斑の真の病因に対して何ら治療を行っていませんでした、根本的な病因の治療なしでは治療効果は限定的でした。

表皮だけを治療する限界

従来の肝斑治療は肝斑の原因が表皮にあると考えていたため、シミ治療をしても一度は薄くなりますが、しばらくするとすぐにシミが戻ったり、一般的なシミ治療の出力で治療するとかえってシミ悪化することが多くありました。

基底膜・真皮レベルの異常を放置

従来の治療では、皮膚の深い部位の【基底膜の損傷】【真皮の異常】の治療を全く行っていなかったため、治療効果が悪かったり、肝斑がすぐに再発したりしました。真皮や基底膜を修復するとシミが取れやすくなり、また再発しにくくなります。
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星の原クリニックの肝斑治療コンセプト

①皮膚の土台部分に相当するの痛んだ【真皮】、肝斑治療のキーファクターの②【基底膜】、さらに表皮にある③シミの本体【メラニン】、それぞれにターゲットを絞り治療します。

福岡肝斑治療

真皮の環境を改善します

肝斑部は他のシミと異なり、皮膚の土台の真皮の状態が悪化が判っています、よって当院では複数のレーザーを使用し真皮をターゲット環境を改善します。

福岡肝斑治療

基底膜を修復します

肝斑治療の新しい発見として、表皮と真皮の間にある【基底膜】が重要ということが近年判明しました、治療にはマイクロRFが使われることが多いのですが、当院ではピコフラクショナルレーザーを使用します。

福岡肝斑治療

シミ本体を薄くします。

真皮の環境改善と基底膜の修復で肝斑は出来にくくなりますが、現在ある肝斑シミには直接作用せず、今ある肝斑のシミには別途治療が必要になります。肝斑部は強いレーザーが当てると肝斑が悪化しますので、当院では外用薬やレーザー・ピコトーニングやマルチパス照射などで今ある肝斑シミを薄くします。

福岡肝斑治療

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症例写真で見る肝斑治療の効果

①レーザートーニング10回

両頬にあった大きな肝斑です、レーザートーニングはリスクもありますがリスクをしっかり管理すれば効果的な治療法です。

肝斑,福岡,レーザー,写真
レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

②マルチパス照射(治療回数:1回)

マルチパス照射は一般的なピコレーザーのスポット治療の様に【かさぶた】【赤み】は出来ません、またトーニング治療と異なり1〜2回の治療で結果がでます。

肝斑 レーザー マルチパス
マルチパス照射による肝斑の治療
【使用機材】ピコレーザー(Picoway)
【リスク】シミの悪化・熱傷
【治療間隔・回数】1回
【施術料金】コース中の方のみ施術
【備考】治療効果には個人差があります。

③レーザートーニング(5回コース4回施術後)

左頬の広範囲の肝斑です、一見あまり改善されていないように見えますが、シミモード撮影では頬の下の方と中心にシミが薄くなっています。

福岡肝斑治療レーザートーニング ピコトーニング ◎20344L済福岡肝斑治療レーザートーニング.ピコトーニング
レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

④レーザートーニング(5回コース4回施術後)

左頬の広範囲の肝斑です、紫外線のダメージがかなりある状態です、レーザートーニングと星クリームで治療しまいた。

福岡肝斑治療レーザートーニング.ピコトーニング

25482

レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

⑤レーザートーニング(5回コース4回施術後)

左頬の広範囲の肝斑です、一般の細かいシミも併存しています、当院独自のシミ取りクリーム【星クリーム】も併用しています。

福岡肝斑治療レーザートーニング ピコトーニング

レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

⑥レーザートーニング(5回コース4回施術後)

左頬の広範囲の肝斑です、一般の細かいシミも併存しています、当院独自のシミ取りクリーム【星クリーム】も併用しています。

福岡肝斑治療レーザートーニング ピコトーニング

レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

⑦レーザートーニング(5回コース4回施術後)

頬骨上の肝斑です、頬骨上の肝斑は他の部位の肝斑と比べて難治性でレーザー治療で悪化しやすい部位で慎重に治療する必要があります。

福岡肝斑治療レーザートーニング ピコトーニング1

レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

⑧レーザートーニング(5回コース4回施術後)

頬骨上の肝斑です、レーザートーニングでも出力が高いと肝斑が悪化したり、白抜けします。

福岡肝斑治療レーザートーニング.ピコトーニング

レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

⑨レーザートーニング(5回コース4回施術後)

アーチ状の頬骨上の肝斑です、基底膜が損傷していることが予想されますので、基底膜修復目的で低出力のピコフラクショナルレーザーやジェネシス照射がいずれ必要と思います。

福岡肝斑治療レーザートーニング ピコトーニング2

レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

⑩レーザートーニング(5回コース4回施術後)

頬骨上の広範囲の肝斑です、この手の肝斑に一番大事なのは日頃のスキンケアです、正しいスキンケアを前提に肝斑のレーザー治療を行います。

福岡肝斑治療レーザートーニング.ピコトーニング

レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5回コース
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。

⑪マルチパス照射(治療回数:1回)

肝斑の中にある日光性色素斑(シミ)です、強いレーザーで治療すると多くの場合肝斑が悪化します、マルチパス照射で肝斑が悪化することなくきれいにとれました。

マルチパス

マルチパスによるシミ治療
【使用機材】PICOWAY
【リスク】シミの悪化・熱傷・びらん
【治療間隔・回数】1回
【施術料金】コース中の方のみ施術
【備考】治療効果には個人差があります。

 

⑫レーザートーニング(5回コース4回施術後)

左頬の広範囲の肝斑です、一部白抜けもあります、シミモードで撮影すると隠れたシミもはっきりと分かります。

福岡肝斑治療レーザートーニング ピコトーニング1 福岡肝斑治療レーザートーニング.ピコトーニング1

レーザーによるシミ治療
【使用機材】Medlite C6
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成 ・炎症性色素沈着・肝班の悪化
【治療間隔】2週間間隔・5コース回
【施術料金】税込¥73,000円
【備考】治療効果には個人差があります。
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肝斑治療
当院が提供する4つのアプローチ

組み合わせ治療

肝斑は、他のシミに比べて治療が難しく時間がかかります。 当院では患者様のお肌の状態に合わせて、様々な治療法を組み合わせて肝斑の治療を行います。

肝斑の治療

徹底したスキンケア・生活指導

肝斑治療の一番目一丁目です、そもそも肝斑の原因は不適切なスキンケアによる真皮や基底膜の損傷です、正しいスキンケアがなしには肝斑の治療は難しく、また一度治っても再発してしまいます。当院ではスタッフによる詳細なスキンケア指導を行います。

スキンケア

トラネキサムの内服

他のシミ治療と異なり、トランサミンなどの内服薬は肝斑治療にとても大切です、内服治療ができない方は経験上肝斑治療効果はよくありません。

肝斑内服

シミの外用治療

シミの外用治療は基本的に以下の2成分になります、①トレチノイン②ハイドロキノン、それぞれの濃度や基材がことなり【治療効果】【赤み】【皮剥け】の程度が異なります、また毛染めでアレルギーが起こる方はハイドロキノンでかぶれる可能性が高く、塗り薬によるシミ治療ができないことがあります。

軟膏

肝斑のレーザー治療

当院では様々なレーザーで肝斑治療を行っています。ターゲット3つあります、①シミのメラニン ②皮膚の基底膜③真皮の異常な毛細血管です、使用するレーザーや照射方法を変えます。

福岡・肝斑治療

①シミ・メラニンがターゲット

ピコトーニングやレーザートーニング、または当院独自のマルチパス照射を行います。

②真皮の異常血管・真皮の環境改善ターゲット

LBOレーザーのエクセルVでジェネシス照射を行います。

③基底膜の修復

ピコレーザーの1064nmピコフラクショナルレーザーを使用します

 

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星の原クリニックの
肝斑のレーザー治療

広範囲の肝斑には、レーザートーニングピコトーニングなどのマイルドなレーザー治療が有効です。しかしながら難治性の肝斑ではトーニング治療は無効なことがあり、難治性の肝斑の治療には当院独自開発のマルチパス照射を行っています、基底膜の修復にはピコフラクショナルレーザーとジェネシス照射を行います。

レーザー・ピコトーニング

肝斑のレーザー治療法です、1064nmのヤグレーザーを低出力で肝斑に照射します、複数回の治療が必要で、出力が不適切だと白抜けや肝斑が濃くなるリスクがあります、また15回以上治療すると効果が出にくくなります、経験上レーザートーニングの方が治療効果が高いです。
⇒レーザー・ピコトーニングの詳細へ

福岡肝斑治療

マルチパス照射

当院独自の肝斑・PIH治療目的のレーザー治療法で、2年間程試行錯誤を重ね開発しました。レーザー・ピコトーニングは①必ず5回以上の治療が必要、②一定の割合で治療効果が出ない、③15回以上治療すると効果が出なく欠点があります、マルチパス照射は一回の治療で効果が出ることも珍しくありません。
⇒マルチパス照射の詳細へ 福岡肝斑レーザー治療

基底膜の修復

一般的に肝斑の基底膜修復にはMNRFのPOTENZAやシルクファームが使われることが多く、真皮の浅い部位を標的に熱変性を加え基底膜の再生を促します、当院ではピコフラクショナルレーザー【Resolve】を使用して真皮の浅い部位にプラズマを発生させて基底膜の修復を促進させます、MNRFと異なり皮膚に針を刺すことはございません
⇒Resolveの詳細へ福岡肝斑レーザー治療

真皮の異常血管と環境改善

肝斑部分は真皮に異常な血管があり、その血管からシミを促進する物質が分泌されています、また長期間の摩擦や紫外線により真皮の環境が悪化しています。エクセルVはもともと血管治療ようのレーザーですので血管の治療は得意中の得意です、またジェネシス照射は真皮に熱を加えコラーゲンを新生させ真皮環境改善させます、エクセルVは異常血管と真皮の環境改善の両方に効果があります。
⇒エクセルVの詳細へ福岡肝斑レーザー治療

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なぜ従来のレーザーで悪化することがあるのか?

従来のレーザー治療の問題点

強いレーザー(Qスイッチレーザーなど)はメラニンを強力に破壊すします。しかし、強いレーザー照射は表皮に強い熱と衝撃波のダメージを与える、すでに弱っている基底膜にさらにダメージを与える

結果として

基底膜がさらに破壊され、本来は表皮あるメラニンが傷ついた基底膜をすり抜けて下の真皮に落ちて真皮型肝斑に移行します、真皮型肝斑は表皮の代謝では取り除くことができず難治性です、また肝斑部に強いレーザートーニングを行うと色素細胞自体が破壊され逆に白抜けすることが判っております。

優しいレーザー

肝斑のレーザー治療は弱っている【基底膜】【真皮】を傷つけずに、かつシミが取れる適切な出力の設定が必要になります。肝斑治療でよく行われているレーザー・ピコトーニングも強すぎず、弱すぎない出力設定が必修です。また当院では肝斑治療に開発した独自のマルチパス照射を使用して、皮膚の負担を可能な限り少なくする工夫をおこなっています。
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肝斑の外用薬

費用対効果を考えると外用薬も良い選択肢です、当院では皮剥けの程度が異なるゼオスキンとガウディスキンの2種類をご用意しております、いずれも内服薬と併用する必要があります。当院レーザー治療中の方には当院独自の【星クリーム】を使用します。

ゼオスキン ガウディ

赤み・皮剥けについて

程度の差はあれ必ず赤みと皮剥けが起こります、赤み皮剥けは【ゼオスキンヘルス】が一番強く出ますが美白効果も一番です、【ガウディスキン】はマイルドで日本人用に開発されました、星クリームは必要な薬剤が全てが混ざっており使い勝手が抜群です、相性の良い方はツルツルのゆで卵のようなお肌になります。

欠点

  1. 真皮型肝斑には全く効果がありません。
  2. ガウディスキンは効果は高いのですが基本的に皮剥けが激しく日常生活の使用がでます、男性はまず無理です。
  3. 他の治療法と同様に100%の効果は保障できません。
  4. トレチノイン、ハイドロキノンでアレルギー反応を起こすことがあります。
  5. 星クリーム以外はお薬の種類が多く面倒くさいです。
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肝斑の治療における
トランサミン内服の重要性

供給不足により、トラネキサム酸の内服中止でシミが濃くなった例です、肉眼的な変化は少ないのですが(写真左)、特殊な撮影(写真右)をすると3ヶ月の内服中止で隠れシミが濃くなっています。 肝斑の治療に関してはトラネキサム酸を含む内服治療はとても大切で、諸事情でトラネキサム酸の内服が出来ない方は肝斑の治療効果が本当に悪くなります、肝斑治療中は頑張って内服してください

一般的な写真では良くわかりません

トランサミン前後

シミモードでの撮影ではシミが悪化

トランサミン 前後

肝斑を悪化させない4つのポイント

 

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マイクロニードル高周波(MNRF)治療機器

肝斑治療にはもうひとつマイクロニードル高周波(MNRF)治療機器というものがあります、双方とも絶縁コーティングされた針の先端からRFエネルギーを真皮層に直接照射します、当院でも一時導入を考えた機材です。

日本では【POTENZA】と【シルクファームX】の二機種が有名です、肝斑治療においては双方とも基底膜と真皮の環境改善を目的としています。MNRFの基底膜修復、肝斑治療に関しては数々の論文の報告があります。

大切な事は双方ともシミ自体の治療は行っていないことです、メラニンには作用していないので一回の治療でみるみるシミが消えることは原理上ありえません、もしMNRFで一回で肝斑が消えた!などあれば???と思ってください。また複数回の治療がかならず必要になります。

当院では既に治療原理としてMNRFに代用できる機材があり、またMNRFの様に高額な消耗品を使わず、より低価格で同等かそれ以上の治療ができると判断しております、更に当院の治療法はMNRFと異なり皮膚に針を刺さないので痛みも少ないです。

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肝斑がよくできる部位

肝斑ができると部位は決まっています、オデコにも出来ることがあるのですが圧倒的に多いのが①の頬骨〜頬の部位です、特に頬骨上の肝斑は難治性です。

肝斑,福岡,レーザー

肝斑の好発部位

  1. 両頬〜頬骨: 圧倒的に多くの方が、この部位に肝斑が出現します。
  2. 前額部: 額にも肝斑が出現することがあります。
  3. 眉上〜側頭部: 眉の上や側頭部にも肝斑が出現することがあります。

他のシミも共存

頬骨上は肝斑の好発部位ですが、深いシミADMの好発部位でもあり、また一般的な日焼け・加齢によるシミもよく出来る部位で3種類のシミが共存していることも珍しくありません。
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肝斑と基底膜の関係

肝斑ができる原因は長い間よくわかっていませんでした、肝斑部がシミが他の部位に比べてできやすく、強いレーザー治療で帰って悪化することはわかっていましたが、何故そうなるのか長い間わかっていませんでした、しかし近年その原因が皮膚の基底膜の損傷・機能不全が原因であることがわかりました。

基底膜て何?

基底膜、肝斑基底膜は皮膚の浅い部位【表皮】と【真皮】の間にある薄い膜です、肝斑の患者さんでは基底膜が弱くなっています。

基底膜の3つの重要な役割

  1. 接着剤としての役割:表皮と真皮をしっかりくっつけて、剥がれないようにする
  2. 防波堤(バリア機能)
    ①下から上へ:真皮から「メラニンを作れ!」という刺激物質が表皮に届くのを防ぐ

    上から下へ:表皮で作られたメラニン色素が真皮に落ちないようにする
  3. 交通整理:必要な栄養や酸素は通すが、有害な物質はブロックする

基底膜が弱る原因

  1. 摩擦:メイク時とメイクを取るときの摩擦、それ以外に洗顔時の摩擦も原因となります。
  2. 化学的な刺激:多くのお化粧品はお肌に優しく作られていますが、弱いアレルギー等が長期間発生している可能性があります。
  3. 紫外線ダメージ:日焼けは直接色素細胞を刺激するだけでなく、皮膚の深い層の真皮にもダメージを与え、直接間接的に基底膜にダメージを与えます。

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紫外線・摩擦の皮膚のダメージについて

福岡肝斑治療
1

紫外線や摩擦などの刺激を受けるとどうなるか?

  1. 皮膚の真皮の状態が悪化する
  2. 真皮の異常な血管が増加します
  3. MMP(マトリックスメタロプロテアーゼ) という酵素が活性化します
  4. この酵素は基底膜を破壊します
  5. その結果、基底膜に穴が開いたり、薄くなったりします

2

真皮の異常な血管増加

肝斑が「赤っぽく」見えることがある理由 肝斑の部分の皮膚を詳しく見ると、皮膚が薄くなっていたり、血管が増えて拡張していることがわかっています。血管が増えると何が問題なのか?

  1. 血管内皮からVEGF(血管内皮増殖因子)を大量に放出、VEGFはさらに新しい血管を作ります。
  2. 血管内皮細胞は表皮の色素細胞にシミ悪化させる物質も分泌します。
  3. 慢性的な炎症が起こり、血管からさらに炎症性の細胞や物質が血管から漏れ出し続けます、 またこれらの細胞や物質は表皮のメラニンを作る細胞も刺激し続けます
  4. これらの炎症性の細胞や物質は表皮のシミを作る細胞も刺激し続けます

なぜ血管が増えるのか?

3

真皮での肥満細胞の増加

肝斑の皮膚では、肥満細胞(マスト細胞) という免疫細胞が増えています、肥満細胞は以下のような悪影響

  1. ヒスタミンなどの炎症物質を放出して、赤みや浮腫の原因となります。
  2. 肥満児症は基底膜を分解する酵素を活性化し、基底膜の破壊を促進させます

4

線維芽細胞の老化

真皮には線維芽細胞という、コラーゲンやエラスチンを作る大切な細胞がいます。老化した線維芽細胞の以下のような問題を引き起こします

  1. 良質なコラーゲンを作れなくなります。
  2. その結果、傷んだ基底膜が修復されなくなります。
  3. 老化した線維芽細胞は基底膜を溶かす酵素を分泌します、基底膜破壊の原因となります。
  4. 老化した線維芽細胞は表皮の色素細胞にシミ悪化させる物質を分泌します。

5

肝斑悪化しやすい環境に

真皮の環境の悪化により、基底膜が損傷するとますます真皮にいる古い線維芽細胞・血管内皮細胞・白血球から表皮にいる色素細胞にメラニンを産生を促す物質が届きやすくなり、シミが出来やすい環境になります。

 

 

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肝斑治療の施術料金

治療方法 ご料金(税込)
ゼオスキン ¥58,740~
ガウディスキン ¥36,960~
レーザートーニング(5回) ¥73,000
シミバスター ¥132,000
トータルケアコース ¥198,500~

予約枠が一杯の場合でも診察は可能です、直接ご来院いただくか、お電話でのご確認をお願いします。

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肝斑治療のQ & A

Q

肝斑とは、どのような皮膚疾患であると考えられていますか?

A

従来の考え方では、多くの医師が肝斑を「メラニン色素が増えただけのシミ」と捉え、「メラニンを壊せば治る」と考え、表皮のメラニン破壊に焦点が当てられていました。しかし、最新の医学では、肝斑は①表皮、②真皮、そして両者を繋ぐ③基底膜の機能不全が組み合わさった皮膚環境全体の疾患であると明らかになりました。問題の根源は、目に見えるシミ(表皮)の下にある真皮に隠されています。

Q

肝斑の真の要因、根本にある異常とは何ですか?

A

肝斑の真の要因は、皮膚の表面だけでなく、もっと皮膚の深い部位の異常が原因でした。肝斑の根本には、真皮で起きている「3つの負の連鎖」が存在します。 1. 基底膜の破壊:表皮と真皮の境目が壊れることで、真皮からの刺激因子が弱った基底膜をすり抜け、色素細胞を刺激します。 2. 真皮の異常な血管新生:肝斑部位では微細な血管が異常に増殖・拡張しており、ここから放出されるVEGF(血管内皮増殖因子)がメラノサイトを直接刺激します。 3. 慢性的炎症と細胞老化:肝斑部には免疫系の肥満細胞が多く存在し、これが基底膜の破壊を促進したり、血管を拡張させたりします。また、老化した線維芽細胞は良質なコラーゲンを作れなくなり、基底膜を分解する酵素やメラニン生成因子を分泌します。

Q

肝斑は皮膚のどの部位にできやすいですか?

A

肝斑はできる部位が決まっており、圧倒的に多いのは①両頬〜頬骨の部位です。特に頬骨上の肝斑は難治性であるとされています。その他、前額部や眉上〜側頭部にも出現することがあります。なお、頬骨上は、深いシミであるADMや一般的な日焼け・加齢によるシミも共存していることが珍しくない部位でもあります。

Q

従来のレーザー治療で肝斑が悪化したり、かえって濃くなったりするのはなぜですか?

A

肝斑は皮膚全体の環境が乱れた状態であり、強いレーザー治療(Qスイッチレーザーなど)は、メラニンを強力に破壊する一方で、表皮に強い熱と衝撃波のダメージを与え、すでに弱っている基底膜にさらにダメージを与えてしまいます。その結果、基底膜が破壊され、表皮にあるメラニンが傷ついた基底膜をすり抜けて真皮に落ち、難治性の真皮型肝斑に移行することが判明しています。また、強いレーザートーニングを行うと、色素細胞自体が破壊され、逆に白抜けするリスクもあります。

Q

肝斑治療において「基底膜」はなぜ重要なのでしょうか?

A

基底膜は皮膚の【表皮】と【真皮】の間にある薄い膜です。肝斑患者ではこの基底膜が弱くなっています。 基底膜には以下の3つの重要な役割があります。 1. 接着剤としての役割:表皮と真皮をしっかりくっつけ、剥がれないようにする。 2. 防波堤(バリア機能):真皮から「メラニンを作れ」という刺激物質が表皮に届くのを防ぎ、表皮で作られたメラニン色素が真皮に落ちないようにする。 3. 交通整理:必要な栄養や酸素は通すが、有害な物質はブロックする。 肝斑ではこの基底膜が悪くなっているため、シミを悪化させる成分が真皮から表皮に届きやすくなります。

Q

肝斑に対する治療アプローチはどのようなものがありますか?

A

肝斑は治療が難しく時間がかかるため、患者様の肌の状態に合わせて様々な治療法が組み合わされます。治療の主なアプローチは以下の通りです。 1. 徹底したスキンケア・生活指導:肝斑治療の「一番目一丁目」であり、不適切なスキンケアが原因で真皮や基底膜が損傷しているため、正しいスキンケアなしには治療は難しく、再発してしまいます。 2. 内服治療:トラネキサム酸(トランサミンなど)の内服薬は肝斑治療にとても大切です。内服治療ができない方は治療効果が悪くなる傾向があります。 3. 外用薬治療:主にトレチノインとハイドロキノンの2成分が使用されます。外用薬は費用対効果が良い選択肢ですが、真皮型肝斑には効果がありません。 4. レーザー治療:①シミのメラニン、②皮膚の基底膜、③真皮の異常な毛細血管という3つのターゲットに応じて、使用するレーザーや照射方法を変えます。

Q

具体的なレーザー治療の種類とターゲットを教えてください。

A

シミ・メラニン (治療法: ピコトーニング・レーザートーニング・マルチパス照射 )、真皮の異常血管・環境改善 (治療法:ジェネシス照射)、基底膜の修復 (治療法: ピコフラクショナルレーザー )になります。

Q

内服治療(トラネキサム酸)はなぜそれほど重要視されているのですか?

A

肝斑の治療において、トラネキサム酸を含む内服治療は非常に大切です。内服治療ができない方は肝斑の治療効果が本当に悪くなります。実際、トラネキサム酸の内服を中止した例では、肉眼的な変化は少なくても、特殊な撮影(シミモード)をすると、隠れシミが濃くなっていることが確認されています。

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医師経歴

医師の写真

● 兵庫県神戸市出身
● 浜松医科大学卒業
● 神戸大学第一外科入局
● 兵庫県立成人病センター
● 日高病院
● 六甲アイランド病院
● 三田市民病院
● 神戸大学第二生化学・医学博士取得
● 大塚美容整形外科・8年
● 星の原クリニック・15年〜

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