刺青除去Q & A

  治療当日は治療部位の発赤・腫れ・内出血が有ります、治療後にクリニックで防水テープを貼っていますのでシャワーは可能です。

  素人のタトゥーや自分で入れた墨守でいれた刺青とプロの彫り師によるタトゥーは全く別物です、刺青の厚みと深さが全く異なります。素人の刺青はほとんどの場合１〜３回で目立たなくなります、１回の治療で終了することも珍しくありません。それに対してプロの刺青はほとんどの場合１０〜２０回の治療が必要です。素人の刺青は施術料金が安い単回コースを、プロの刺青は３年間無制限コースをお勧めします。また途中で単回コースから３年間無制限コースの変更も可能です。思いのほか早く取れた場合の無駄な出費が防げます。またプロの刺青の治療には１〜２ヶ月に１回の根気強い治療が必要で、治療費の上限値を設定することでコストの心配をせずに治療に専念できます。

  治療後刺青の色素粒子はレーザーにより蒸発・破壊しますが、全ての色素粒子が蒸発・破壊されるわけではありません。無傷の刺青の色素と細かく分解された色素が残ります、細かく分解された粒子はマクロファージという細胞に食べられて分解されますが、時間がかかり一ヶ月半から２ヶ月必要です。マクロファージに頑張っていただくため効率的な治療プランは最低でも１ヶ月以上開けます。

  ヤグレーザーは紺色・黒に良く反応し、色素粒子を破壊します（白には反応しません）、紺色・黒ほどではありませんが赤にも比較的よく反応します、また色が濃いほど強い反応をします。暖色系の色素、オレンジ、緑、黄色、水色はレーザーのエネルギーが反応が低いため、色素粒子が破壊されにくく刺青が消えにくい傾向になります。星の原クリニックのMedlite C6（Qスイッチ付きAGレーザー）は他のレーザーに比べて暖色系の色素でも根気よく回数を重ねて治療すれば薄くなっていきます。ただし、刺青の消えやすさは色以外に深さも関係してきます。

  切除手術は必ず傷跡が残ります、また範囲が広いとそもそも手術自体が不可能です、メリットとしては治療期間が短い事があがりますが傷跡が残るデメリットが大きすぎます。今の時代、刺青を切除で取る選択肢はほとんどありません。

   レーザー治療後は発赤・腫脹・内出血が多くの場合起こります、炎症後の一時的なシミ（PIH；炎症後色素沈着）が起こる場合がございますが多くの場合３〜６ヶ月で消えます、また炎症がある時に日焼けしますと取れにくいシミになりますの、治療期間中は治療部位のUVケアが必要です。
酷いケロイド体質の方はレーザー治療後ケロイドになる場合があります、その際はケロイドの治療が必要になる場合があります。また刺青で盛り上がってい部位は色が薄くなっても盛り上がりは解消しません。また体質的に治療部位が白抜けする場合がございます。

  カード（VISA、MASTER、楽天）での６回までの分割払いを承っております、また初めは単回照射コースから開始して途中から３年間無制限コースに変更可能です。

  星の原クリニックでは、麻酔クリームを治療前に塗ることで痛み対策を行っています、それでも痛みが強い場合は別途御費用がかかりますが静脈麻酔も行っています。痛みは初回が一番強く、２回目以降は痛みは大幅に軽減されます。初回の痛みの程度は残念ながら脱毛のレーザーより強く、麻酔クリームを３０〜６０分治療前に使用します。麻酔クリームはほぼ原価の一本1000円で発売しています。治療範囲が狭い場合はまず麻酔は必要ございません。
出力を抑えれば痛みは減りますが治療効果が落ちますので痛みを理由に出力を落とすことを希望する患者さんはほぼいません。

  エステの治療機器は出力の弱い光治療機で浅い刺青にしか反応しません、多くの刺青は皮膚の深い真皮に色素があるため、浅い層の刺青を薄くは出来ますが深い刺青を消すことはほぼ絶望的です。一部の違法なエステでは医療機器並みの強い出力が出せる違法な光治療機を使用しいます、其のような機材で高出力で治療した場合、刺青以外の組織に反応して火傷が起こります。
星の原クリニックのMedlite C6のヤグレーザーはレーザーのエネルギーが最も深くまで機材で深い刺青にも対応できます、また赤にも比較的よく反応する特徴があります。

  腫れが強い時はクリニックからお渡しする軟膏を使用して、腫れている期間は治療部位が直接衣服で摩擦しないようにガーゼやフイルム等で保護してください、ガーゼをフィルム等はクリニックでほぼ原価で販売いたします。また治療部位の日焼けは治療中は控えてください、取れにくいシミになります、治療効果を上げるため内服を飲んで頂く場合がございます。