星の原クリニックの林です、最近では様々なメーカーがピコレーザーを販売しており、どこもかしこもピコレーザー状態ですが、このページではピコレーザーの出力に関するかなりマニアックなネタを記載いたします。

Picoway

以下の内容は院長の林が執筆しています「文責:星の原クリニック院長 医学博士 林 俊

ピコレーザーは万能ではない!

びっくり

薄いシミ、マルチカラーな刺青除去などピコレーザーでしか対応できないものが多いですが、万能ではありません。【シミ】を上手にとるには以下の要素があります、どれが欠けてもうまく取れません。

  1. 正しい【シミ】の診断
  2. 適切なレーザー(波長)の選択
  3. 適切なレーザー出力
  4. 照射後の管理
  5. 特異体質の方への対応

適切な出力とは?

はてな

【推奨出力】は【メーカー】や【治療対象】によって異なります。また一般的にメーカーは安全性を第一に置くため設定値がとなることが多く、稀に弱すぎる場合があります。

勝手に弱る!

しくしく

ピコレーザーは繊細で定期的なメンテナンスが必要で、そのメンテナンス費用は年間150万円以上します!なにも言わなければメーカーは年に一回しか点検に来ませんが.......以下のような大変困ったことがしれ〜と起こっていますPICO テスト 上の画像は赤茶色の色紙にピコレーザーを照射したテスト用紙ですが、白くなっているのが照射部位です、反応に【ムラがある】のが分かるでしょうか?このように人知れずしれ〜と出力が落ちます、同じ設定でも30%以上出力が落ちることがあります、しかも日によって変動があります!

結果に直結!

そうか

設定が同じでも想定通りの出力が出てないことがあり、想定した出力より弱いと【シミが取れません】。よって当院では新しい患者さんの毎にテスト用紙で出力確認をおこなっています。
(以前は私の腕でテスト照射していたので、腕の皮膚がいつもボロボロで怪しい感じの人になっていました) D2419e15ee29e13cbb37915c0306a585 F1089d6a8e63d17ce78572ee55b87fc4 1 196a488c25bdbfc662cc518b027e9a19