ニキビのピーリング治療剤

このページではニキビの【ピーリング治療薬】の解説いたします、ピーリング剤はニキビ治療薬で最重要の薬です、正しく、しっかり塗ると新しいニキビが出来なくなります、ニキビ全体の情報についてはニキビのトップベージを御覧ください。

以下の内容は院長の林が執筆しています「文責：星の原クリニック院長 医学博士 林 俊」

はじめに

5種類のピーリング治療薬があります、ピーリング剤はか【ぶれやすい】のが特徴です。 

1. 4種類は保険診療での処方になります
2. 4％程度でかぶれるので2〜3日は慎重に使用します。
3. 残り1種類は自由診療になります、こちらは妊婦さんにも使用できます
4. いずれも即効性はありません、1ヶ月以上は使用します
5. いずれも新しいニキビを出来なくする薬で

主なピーリング治療薬

1. ディフェリンゲル
2. ペピオゲル
3. デュアック
4. エピデュオゲル
5. アゼライン酸

ディフェリンゲル（アバタレン）

本格的な日本のニキビ治療はこの薬から始まったと言っても過言ではありません。

1. 日本で最初のピーリング剤です
2. 皮脂腺の分泌を抑制し、毛穴のつまりを改善します。
3. 若い方のニキビの治療に適しています。
4. 口周りには使用できません。
5. 【赤み】が出るので【赤み】が気になる方には使用しません。
6. 顔以外のニキビには使用しません

ベピオゲル（過酸化ベンゾイル・BPO）

ディフェリンゲルの次に発売されたピーリング治療薬です、ディフェリンゲルが使用出来ない方に使います。

1. ピーリング効果の他に殺菌作用と漂白作用があります。
2. 4%の頻度でアレルギーを起こします
3. 体のニキビにも使用します

デュアック配合ゲル

上の【ベピオゲル】に抗生剤の【ダラシンゲル】が配合された薬です、ニキビの酷い方に使用します。

1. 3ヶ月の使用制約があります。
2. 炎症が強く、赤みの強いニキビに使用します。
3. 炎症が改善すればベピオゲルかに変更します。

エピデュオゲル

ニキビの代表的なピーリング治療薬の2剤が混合された軟膏です、欧米では2008年頃にすでに市場に出ていた薬で、日本では2016年冬にやっと処方することが出来るようになりました。

1. 【ディフェリンゲル】と【ペピオゲル】が一緒になった合剤です
2. 【かぶれや】すいので最初から使用することはありません

アゼライン酸クリーム

海外では【アバタレン】【過酸化ﾍﾞﾝｿﾞｲﾙ】と同等に広くニキビ治療に使用されている【アゼライン酸】は日本では保険適応がありません。

1. 小麦やライ麦などの穀類や酵母に含まれている天然物由来の酸です
2. 既存のニキビ外用薬に比べて刺激が少ないです
3. 【ディフェリンゲル】【ベピオゲル】でアレルギーがある方に
4. 妊娠中でニキビが酷い方に使用します
5. 当院ではロート製薬のAZAクリアをご用意しております

税込；￥1,980円