酒さ

 いつも顔が赤い、温かい部屋に入ったり、紫外線で赤みが酷くなる、目の充血がある。

上記のような症状をお持ちの方は、酒さの可能性が考えられます。お悩みの方は福岡市早良区の星の原クリニックまで一度ご相談ください、漢方薬、メトロニダゾール、レーザーなど様々な方法で治療しています。

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はじめに

以下の内容は院長の林が執筆しています「文責:星の原クリニック院長 医学博士 林 俊」

日本では酒さは健康保険制度で疾患・病気として認識していないため、多くの患者さんが治療できずに困っています

  1. 日本ではハッキリとした診断基準や保険診療での有効な治療法がありません。
  2. 酒さの原因はよく判っていません。
  3. 免疫の過剰反応が関与が疑われています。
  4. 温かい部屋や日光で火照りが症状が悪化する事が多いです。
  5. 酒さと診断された方の2割り程度はニキビダニが原因の毛包虫症です。

酒渣のタイプ

3種類のタイプがあります、『紅斑・毛細血管拡張型』・『丘疹・膿疱型』・『腫瘤・鼻瘤型』です。

  1. 紅斑・毛細血管拡張型
  2. 丘疹・膿疱型
  3. 腫瘤・鼻瘤型

紅斑・毛細血管拡張型

血管拡張に伴う火照り、敏感肌が強く、女性、更年期に伴うhot flushの合併が多く、治療が難しいです。

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丘疹・膿疱型

炎症反応が強く、ニキビと見た目が似ています、丘疹・膿疱型は他のタイプに較べて治療に良く反応します

酒渣,酒さ,写真

腫瘤・鼻瘤型

白人の男性に良く見られます、日本ではほとんど見かけません。

酒渣,酒さ,写真

酒渣と似ている病気

酒さと似ている病気がいろいろあります、症状が似ていて診断が困難な場合があります。

  1. 毛包虫(ニキビダニ)
  2. 尋常性ざ瘡(ニキビ)
  3. 接触性皮膚炎
  4. 酒さ様皮膚炎(化学物質による「バリア破壊による皮膚炎」)
  5. ステロイド酒さ
  6. 口周囲炎(ソフバクテリウム)
  7. 蝶形紅斑
  8. 脂漏性皮膚炎
  9. 好酸球性毛包炎

毛包虫症

【酒さ】と似た病気のニキビダニによる【毛包虫症】があります、顕微鏡検査ですぐ診断がつきます、他の病院で【酒さ】と診断された2割程度の患者さんから、多くのニキビダニが検出されます、毛包虫症】は治療によく反応して2週間程度で赤みが改善することが多いです。
下の顕微鏡写真は赤ら顔の患者さんから採取した皮脂です、8匹のニキビダニが確認されました、これだけいれば毛包虫症と診断できます。

Rosacea jpg

検査

治療に先立ち、または同時進行で原因を調べます。

  1. ニキビダニの有無を調べます。
  2. 採血:アレルギー体質の有無・程度を確認します。
  3. パッチテスト:接触性皮膚炎の有無・原因を調べます。

治療

欧米での酒さの一般的な治療はメトロニダゾール軟膏とテトラサイクリン系抗生剤の内服が基本になります。レーザー治療は良く効きますが施術料金が他の治療法に比べて高くなります。当院ではメトロニダゾールの外用薬をご自費診療で用意しおります。

酒さ(酒渣)治療

  1. ステロイド軟膏の中止
  2. メトロニダゾールの外用
  3. 抗生剤の内服(ビブラマイシン等)
  4. プロトピック軟膏
  5. レーザー治療(色素レーザー・YAGレーザー)
  6. 漢方薬

漢方薬

漢方薬が効く場合があります、漢方薬が好きな方、飲める方は是非試してみてください。よく使われる漢方薬は4種類あります、酒さの部位によって使い分けします。

  1. 温経湯:頬と口唇周囲領域
  2. 加味逍遙散:正中領域(眼・鼻・顎)
  3. 桂枝茯苓丸:辺縁領域(フェイスライン)
  4. 十味敗毒湯:その他

治療期間・再発など

酒さは原因がよく判っていません、内服・外用を中止すると再発することが珍しくありません。

  1. メトロニダゾール外用・ビブラマイシン内服の治療は1〜2ヶ月必要です。
  2. 治療中止1ヶ月で24%が再発します。
  3. 治療中止6ヶ月で60%が再発します。
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