難治性の白斑の場合、外用薬・紫外線治療・フラクショナルレーザーでも改善されないことがあります、このページでは白斑のガイドラインにも記載されている【マイクロ移植】について説明いたします、白斑全般については白斑のトップページを御覧ください。

以下の内容は院長の林が執筆しています「文責:星の原クリニック院長 医学博士 林 俊

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白斑治療のマイクロ移植とは

正常な色素細胞がいる皮膚を移植

正常な直径1ミリの円形の皮膚を採取して、病変部の白斑部位に移植します、移植後にエキシマライト・紫外線治療をすることで、色素が広がり、正常な皮膚の色になります。難治性白斑の最後の切り札です

マイクロ移植の適応

紫外線・エキシマライト・外用薬・フラクショナルレーザーなど様々な白斑治療を実施したが症状が改善しない患者さんに実施します、治療対象は【顔〜前頸部】に限定されます。
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マイクロ移植治療の経過の写真

大腿の内側か鼡径部から1mm大の正常な皮膚をトレパンと言う機材を採取して、病変部に移植します。白い畑に種を蒔くイメージです、種が育ち【色素=いろ】が広がって行きます。

白斑のマイクロ移植
白斑のマイクロ移植
マイクロ移植による難治性白斑治療
【使用機材】なし
【リスク】皮膚感染症・移植部の皮膚の質感の違い
【治療間隔・回数】1回
【施術料金】税込¥165,000円(15箇所)
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マイクロ移植の流れ

1

移植できる病変部について

移植部位は顔面・手・首などの人目に付くの白斑に対して行います、服で隠れる【非露出部】の白斑にはマイクロ移植は行いません。

2

移植する正常皮膚の採取

移植する皮膚は柔らかく、傷が目立たない腰の近く(鼡径部)又は大腿の内側から直径1mmの円形の皮膚を採取します

3

病変部の白斑に移植

採取部位と同じくトレパンという機材を使用して移植用に直径1mm大の円形の穴を開けた後、慎重に小さな正常な皮膚をはめ込みます。移植部位は特殊なテープで保護します。

4

再診

翌日と1〜2週間後に再診が必要です、感染の有無や生着しているかどうかを判断します、移植成功率は80〜90%です。

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マイクロ移植の施術料金

白斑ガイドラインにも記載されている治療法なのですが福岡なぜか健康保険で治療できません。(何度も査定され減点されました)


  1. 5箇所で¥66,000(税込)
  2. 10箇所¥110,000(税込)
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