両手の多発性のイボ

免疫抑制剤を内服後にウイルス性疣贅を発症した患者さんです。免疫抑制剤はウイルスに対する免疫を抑えるためイボの増殖に収拾がつかなくなっていました。
特殊なケースでしたので慎重に少しずつ治療を致しました。イボは両手の広範囲に広がっており特に右手の人差し指と中指、左手の親指のイボが大きく、増大する速度も速いとのことでした。 

右手のイボの術前・術後

右手は小指を除き全ての指にイボが出来ており、特に人差し指と中指に多発していまいした、いままでに頑張って液体窒素の治療を受けていましたが改善傾向がなく、術前の写真には液体窒素の治療で出来た瘢痕が残っていました。

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左指の親指の術前

左手には全ての指にイボができていましたが特に親指のイボが大きく、爪を囲むようになっていました。

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左手の親指の術前・術後

左手の親指のイボはかなり大きく爪を囲むよう成長していましたが爪の根元の部位が侵されていませんでしたので術後の爪の変形はほとんどありませんでした。(その代わり指は少し小さくなりました)

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免疫抑制剤を内服後に悪化した症例でイボの増殖に収拾がつかかない状態でしたが現在はほぼ完治状態になりました。ただし将来的に小さいものがまた出てくるかもしれません。術後の皮膚は薄くて弱いため写真にあるような布テープなどでしばらく保護すると宜しいかと思います。

左踵のイボ

2年間100回以上の液体窒素の治療を実施したが改善しない踵のイボです 

術前マーキング

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しばらく前に液体窒素の治療を実施したため、イボの周囲に内出血の跡があります、紫色はスキンマーカーといい形成外科用の皮膚に書き込むぺんです。

術後4週間

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4週間後です、あっという間に傷が治りました、こちらの患者さんはかなり早く傷が乾きました。

左足底の硬いイボ

左の足底部にある硬いイボです、今までに大きな医療機関でブレオマイシンの局所注射を4回、インターフェロン注射を4回行なっています。

手術前

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いろいろな治療を行ったためイボの見た感じも少し違います。正常組織とイボの境界がハッキリし過ぎています。また触診上も硬い印象、場所が平坦な部位で簡単に取れると思っていましたが......

 

術後1年

一年後、別の部位にイボが出来たとのことで再来院な去った時に写真を取らせて頂きました。

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体質や傷が深い場合写真の肥厚性瘢痕になる場合があります。予防的にリザベンや桂枝茯苓丸などを飲んでいただくことも可能です。出来てしまった肥厚性瘢痕に対してはドレニゾンテープやケナコルトの局所注射を実施します。

ブレオマイシン治療歴のある症例について

下の写真はブレオマイシンの治療を6回行った患者さんの術前と術後の写真です。印象的なのはイボが深く奥の方にめりこんでいることです。液体窒素だけの治療歴ではこの様に深くめり込む症例はあまり経験がありません。

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【尋常性疣贅・ウイルス性イボ】目次

  1. イボ(尋常性疣贅(イボ))とは
  2. 星の原クリニックでのイボの治療
  3. サージトロンによるイボ切除
  4. 治療経過写真1
  5. 治療経過写真2
  6. 治療経過写真3
  7. 治療経過写真4
  8. 治療経過写真5
  9. 浸潤療法
  10. 術後の経過と管理
  11. 術後のトラブルと再発
  12. レーザーによるウイルス性疣贅の治療
  13. 水泡形成によるイボ治療
  14. 治療料金表