サージトン治療の術後のトラブル(感染・再発など)

はじめにcss

残念ながら術後の合併症やトラブルが絶対起こらない手術はこの世にございません、主なものとして以下のようなものが有りますが、最大の問題はやはり再発です。 

  • イボの再発
  • 術後出血
  • 術後感染
  • 瘢痕
  • 爪の変形
  • 不良肉芽
  • しびれ・感覚鈍麻(治療部位)
  • 関節の変形(手指)

なるべく定期的な通院をお願いしたします、全てのトラブルは早期発見でより良い対応ができます。再発は液体窒素と異なり、最初は必ず小さいです、イボは小さい間に治療します、放置するよ元の大きさに戻ります

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術後再発

大きなイボ・多発性のイボは再発率が高くなります。液体窒素と異なり最初は小さく再発しますので、早期に再切除します。 再発を予防するために術後カデックス軟膏を使用します、カデックス軟膏はアレルギーを起こす可能性があるのと傷の治りを悪くしますので再診が必ず必要です。

術後再発 png

残念ながら、ウイルスは肉眼的に確認できないため、再発は完全にはコントロールされていません、再発部位は早期に治療することで根治を目指します。

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術後出血

手術中は十分に止血を確認しますが、術後に少量の出血がある場合があります、ほとんどの出血は患者さん自身の圧迫や自然に止まる場合が多く、また浸出液を出血と間違われる患者さんもいらっしゃいます。一例だけ最近、術後3週間後の動脈性の出血を経験し、クリニックでの処置が必要でした。 

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  • 術後に少量の出血が起こる場合があります。
  • 術後出血の90%は術後2〜3日以内に起こります。
  • 少量の出血のは自然に止ります。
  • 動脈性の出血の場合も圧迫で十分に止りますので、落ち着いて圧迫後にクリニックに連絡してください。
  • 動脈性の出血は深いイボの術後におこります、足底の深いイボの方は術後4〜6週間は患部の安静をお願い致します。

大きな足底のイボの手術の3週間後に動脈性の出血があり、クリニックで止血を行いました、ごく稀なケースですが大きな足底のイボの術後の患者さんは4〜6週間は患部の安静をお願い致します。

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細菌感染

2%程度の症例に見られます、ほとんどの場合でカデックス軟膏や抗生物質軟膏で治癒可能です、感染の原因の大部分は創部への砂・小石の混入です、創部周辺の清潔維持に十分中止してください。 

  • 感染症の発生率は2%前後。
  • 殆どが創部への砂・小石の混入やが原因です。
  • 指の関節への細菌感染は関節の変形の原因になりますので特に注意してください。
  • 女性には起こりにくく殆ど男性に起こります。
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術後の感染は男性に多いです、女性ではほとんど起こりません。術後感染すると完治までの期間が長くなり、傷も汚くなります、指が曲がった状態になる事があります。傷が乾くまで創部は清潔に保つよう十分注意してください。

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感染予防のコツ

  • 傷の周囲が砂などで汚れた場合は温水シャワーなどでよく洗ってください。
  • 少量の抗生物質の軟膏を塗った後にビジダームを貼り付けてください
  • 傷口周囲は清潔を心がけてください、ビジダームの上から70%アルコール等で患部周囲を消毒してください。(患部は直接消毒しないで!)
  • 傷が不安定な時期は患部に負担をかけないようしてください。
  • 術後の2週間を乗り越えれば、傷はかなり落ち着き、浸出液も少なくなります。
  • 汚れていなければビジダームは頻繁に交換必要はございません
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ポイントはとにかくよく傷の周囲を洗って清潔に保つことです。

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肥厚性瘢痕・ケロイド

手術跡は火傷が出来た状態になります。湿潤療法で傷はキレイに早く治りますが、一部の患者さんで手術部位が赤く硬くなる場合があります。肥厚性瘢痕、ケロイドといい体質の問題と思われています。ケロイドに予防効果がある内服薬や漢方薬がありますので、ケロイド予防に内服してもらうことがございます。また肥厚性瘢痕・ケロイドも軟膏や注射で治すことが可能です。

  • ケロイドになるかどうかは体質の問題です。
  • 漢方薬や内服薬で予防する方法もあります。
  • ケロイドになった場合は内服薬・外用薬・注射などで治療可能です。
術後肥厚性瘢痕

 

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爪の変形

爪の周囲にイボがあった場合、治療後爪が変形する場合があります。現時点では完全には予防不可能な状態です。また未治療でイボが大きくなった場合、多くの場合で早晩爪は変形致します。  

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不良肉芽

不良肉芽

  • 傷に細菌感染が起こったり、爪が接触した場合赤く凹凸が不整な傷ができることがあります、不良肉芽といいます。
  • 短期間カデックス軟膏を使用するとほとんどの場合改善します。

【ドクターからのコメント】

湿潤療法には基本的には抗生物質の軟膏は必要ないのですが、不良肉芽が時々起こりましたので、抗生物質の軟膏を少量使用するようになりました。湿潤療法に抗生物質軟膏を併用後、術後感染・不良肉芽はかなり減少しました。

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しびれ・感覚鈍麻

指先のイボの場合はほとんどの場合イボは末梢神経の末端のある深さまで達しています、治療により抹消神経の末端も損傷することがあり、特に指先の手術の場合、一時的なしびれ、感覚鈍麻が起こる場合がありますが末梢神経は再生しますので半年から2年でほとんどの回復します。 

  • 指先のイボの治療では術後一時的なしびれや感覚鈍麻が起こる場合があります。
  • 末梢神経は再生しますのでほとんどの場合半年から2年で回復します。
  • イボを放置した場合、早晩感覚鈍麻やシビレ、圧迫感、痛みが生じます。

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関節の変形

手指の関節のイボの治療で、術後に細菌感染が起こり、指が曲がりにくくなったり伸びにくくなることがあります。現在まで術後感染で手指末節の関節(DIP)が屈曲に曲がった症例が2例ございます。細菌感染を起きなかったケースでは関節の変形は一例もございません。 

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手指の関節にかかるイボの場合は特に術後の細菌感染に注意してください、またなるべく頻回の受診をお願い致します。

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水疱形成など

サージトロンの治療後は皮膚が薄い状態となっております、摩擦や圧迫に弱いため、治療部位により水疱形成や皮膚がガサガサする場合があります、再発との鑑別が必要になります。

摩擦による角質の肥厚 JPG

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【尋常性疣贅・ウイルス性イボ】目次
  1. イボとは
  2. 当クリニックのイボの治療方針
  3. サージトロンによるイボ切除
  4. 症例写真
  5. 浸潤療法
  6. 術後の経過と管理
  7. 治療料金表
  8. 術後のトラブルと再発
  9. レーザーによるウイルス性疣贅の治療

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